こんにちは!調理師の平賀です!
本日のお給食の紹介です。
~本日の献立~
・ほうれん草のスパゲッティ
・南瓜の胡麻がらめ
・スープ(蕪、わかめ)
・姫リンゴ
~離乳食後期献立~
・粥
・鶏肉と玉葱のとろとろ煮
・南瓜のマッシュ
・スープ(蕪、わかめ)
・姫りんご
今日は麺の献立でした!
麺類は根強い人気です。今日は苦手な子も多いほうれん草がたっぷりですが、バターがたくさん入っていますので食べやすくなっています^^
食べづらい食材は調味料や調理方法で工夫すれば食べやすくなります。特にバター味やケチャップ味は子どもたちに大人気なので上手く活用したいですね☆
今日もかわいい姫リンゴをデザートに提供しました!
季節の果物が付くと、献立が華やかになりますね^^
本日は牛乳のお話。
離乳食完了期の1歳頃から飲用牛乳をはじめるのが一般的ですね。
カルシウムなどが豊富で子どもの成長を支えてくれる、長いお付き合いになるだろう食品の一つの牛乳。牛乳には乳糖という成分が含まれており、実はこの乳糖を消化するための消化酵素は、日本人は生まれつき持っていない人が多く、乳製品を継続的に摂取することで乳糖を消化するための消化酵素が分泌されるようになります。
冷たい牛乳を飲むとお腹が痛くなる、大量に飲むとお腹の症状(腹痛、下痢、ガスがたまる、お腹がゴロゴロする等)がでる。大人になってから牛乳が飲めなくなってきた、、これらの症状は乳糖不耐症かもしれません。症状は人それぞれで、少量ずつなら問題ない、温めれば大丈夫などとありますが、一般的に温めたものや、乳製品の中でもチーズやヨーグルト等発酵されたものには症状が出ないことが多いです。
そのため、飲用牛乳を始める時は人肌ほどに温めたものを少量ずつ始めていき、だんだん温度や量を調整していきます。
乳糖を分解するラクターゼという酵素は大人になると減少していくため、幼少期に継続的に摂取していると減少しづらいそうです。意識的に与えていきたいですね!
但し、消化に時間がかかる食品のためお腹にたまりやすい割には鉄分の含有量が少なく、特に乳幼児期は鉄欠乏性貧血の恐れもありますので、与えすぎには気をつけましょう☆
保育園では、午前と午後の二回飲用牛乳を提供しています。幼児食に移行次第、少量ずつはじめていき、便の様子やお給食の食べ具合等を見ながら量を調整しています^^
ちなみに、乳アレルギーと乳糖不耐症は全く異なるものですのでご注意ください!