こんにちは!調理師の平賀です!
本日のお給食の紹介です!
~本日の献立~
・ご飯
・鮭の竜田焼き 小松菜ソテー添え
・鶏肉と大根の煮物
・味噌汁(花麩、豆腐)
・フルーツ(オレンジ)
~離乳食 中・後期献立~
・粥・軟飯
・助宗タラと小松菜のくたくた煮
・大根と人参の出汁煮
・味噌汁(花麩、豆腐)
・フルーツ(オレンジ)
~今日の真剣野菜は ピーマンでした☆~
今日の真剣野菜は畑で採れたピーマンが選ばれました^^
自分ではなかなか選ばないだろう食材も、保育園では選んで食べるなんて、、、♡環境の要素は大きいですね!
食事による誤嚥事故が毎年のように起きています。嚥下能力が低下した高齢者だけでなく、子どもにも非常に多い事故です。
厚生労働省による人口動態調査から14歳以下の死因順位の上位に不慮の事故が上がり、そのうちの半数が食品などによる窒息や誤嚥によるものとされています。
食事における誤嚥や窒息事故は、滑りやすい、詰まりやすい食材を誤って飲み込んでしまったりすることだけでなく、咀嚼せずに飲み込んでしまう事も要素の一つと思います。
日本では、有難いことに様々な食事を選んで食べられる環境でありますが、それによる食の多様化によって食事が欧米化してきており、和食に比べ咀嚼が少なくても食べやすい物が多く流通するようになり、咀嚼数の低下が起きています。そのため今後更に誤嚥による事故は増えていくのではないか、、、と思っています。
また、離乳食が適切な時期に適切な硬さになるように進んでいかないと、噛まずに飲んでしまう食べ方に繋がりやすくなります。
子どもが詰まりやすい食材として、ミニトマト、ぶどう、キャンディーチーズ、白玉団子など丸くてつるっとした物は想像しやすいと思いますが、意外と事故で多い食材は林檎です。
低い月齢から食べられる身近な食事であり、食べる機会が多いので事故件数が多いこともあると思いますが、林檎は歯も少なく咀嚼が充分発達していない子どもにとってはしっかり咀嚼を行わないと食べにくい、飲み込みづらい食べ物です。咀嚼が充分でない時期は薄くスライスするか、スティック状にカットして自身で口に入れる量を調整できるようにし詰まりにくくなるような工夫をしましょう。
誤嚥事故は乳幼児期だけでなく、幼児期以降にもみられる事故です。少しでも事故に繋がるのを防ぐためにも、ご家庭でも咀嚼の大切さを根気よく教え、身につけさせてください。消化吸収の面だけではなく、自分自身を危険から遠ざけるための大切な武器となる時もあると私は思っています。