こんにちは!調理師の平賀です!
本日のお給食の紹介です!
~本日の献立~
・ご飯(鉄ふりかけ 穀物)
・カラスカレイの磯風味焼き 千切り蒸しキャベツ添え
・茹で豚とほうれん草のサラダ
・味噌汁(大根、長ねぎ、茄子)
・フルーツ(バナナ)
~離乳食後期献立~
・粥・軟飯
・助宗タラとキャベツのくたくた煮
・ほうれん草のサラダ
・味噌汁(大根、茄子)
・フルーツ(バナナ)
~今日の真剣野菜は 人参でした☆~
本日も和食献立。ご飯が進むようなしっかりした味付けのお給食でした^^
大人になると当たり前のように行っていますが、子どもにはご飯を口に含みながらおかずを食べる口内調味というものはあまり理解できません。
というよりも、そもそも口内調味で食事するのは日本独特の文化で、子どもが行いがちな、主菜、副菜、と一品ずつ片付けて食していく「ばっかり食べ」が海外では通常です。それを考えると一概にばっかり食べが悪いと言えるんだろうか、、、と私自身も悩むところはあります。(海外の方からすると日本人の食事マナーはびっくりするそうですね。)
昔、学校給食で指導されていた三角食べも、まんべんなく食べるという点では良いのですが、あまり咀嚼せず汁物で流し込んでしまう食べ方になってしまうという難点が。今現在三角食べの指導はほとんどされていません。
ただでさえばっかり食べになりやすい時期ですので、どうしてもお米が残ってしまうんですよね。
お米のおいしさは乳幼児期には難しいのかもしれません。お米のおいしさは、咀嚼して唾液が混ざりあう事で、唾液に含まれる消化酵素により甘味を感じます。咀嚼もまだ十分ではなく、唾液の発達もまだ未熟です。また、唾液腺は咀嚼の動きに刺激されて発達していくのでよく噛むことを日常化していかないと、唾液の分泌量も増えていきません。
なので、「おいしさを楽しんでほしい(好きになってほしい)」のか、「食べてほしい」のかによってアプローチの仕方は微妙に変わってくると思いますが、どちらも共通して言えることは「よく噛むこと」だと思います。
食事が進むような環境作り、調理方法と言ったアプローチもありますが、まずは美味しさを感じ取れるような体づくりも大切な要素だと考えています。