社歌コンテストに出場しました!
2020年、ぽかぽか保育園園歌「毎日がたからもの」でNIKKEI全国社歌コンテストに応募しました!「毎日がたからもの」は音楽講師の西島祐子先生が作詞・作曲した歌です。その園歌をアレンジし、振付をして、保育士やスタッフでパフォーマンス動画を作成したのがこちらです!
この動画で、社歌コンテストのチームワーク賞を受賞!さらにコンテストを放送した「シャカリズム」という番組ではシャカリズム大賞も獲得しました!
以下、2020年応募当時の記事です。
NIKKEI社歌コンテストって?
2019年に始まった日経新聞主催の動画によるコンテストです。社歌を披露する動画を自由に作成して応募する形式で、昨年の第一回大会には全国から174曲が集まり優勝を目指しました。第二回の今年、ぽかぽか保育園も園歌「毎日がたからもの」を保育士や職員で歌って踊った動画を応募しました!
今回は一般投票と審査員評価で選ばれる10社が決勝イベントに進出します。
コロナの影響で、決勝イベントがステージで行われるかはまだわかりませんが、もしたくさんの観客の前で私たちの園歌「毎日がたからもの」を披露できたら、本当に素晴らしいことだと思います。
しかも優勝した社歌はカラオケのJOYSOUNDで全国配信されることになっているんです!
園歌を作ったきっかけは?
今年度からプロのトランペット奏者でもある西島先生が音楽講師として保育園に加わりました。子どもたちは、西島先生が作ってくれた「ぽかぽか行進曲」を毎日元気に歌っています。
この曲は、小さな子どもたちにも歌いやすい楽しい曲で、ぽかぽか保育園のCMソングのような存在!子どもたちも大好きです。 ですがぽかぽか行進曲とはべつに、子どもたちや保護者のみなさん、保育士や職員みんなへの思いを込めた園歌を作りたいと考えました。
小さな子どもたちが歌うのはちょっぴり難しいかもしれないけれど、私たち大人が心を込めて優しく歌ってあげる歌、保育園のみんながずっと大切にしていきたい一曲ができあがりました!
園歌に込めた思い
『毎日がたからもの』の歌詞は、保育士や職員から言葉を集めて作りました。
子どもたちに伝えたいこと、そして子どもたちを育む保護者のみなさんに送りたい言葉、みなさんと一緒にこんな保育園を作っていきたいという私たちの願いです。
保育園での仕事は、かわいい子どもたちの成長を見守っていける素敵な仕事だけれど、それでも悩みもあれば、迷うこともあります。きっと保護者のみなさんも同じだと思うんです。
どんなに大事な我が子であっても、子育てに疲れたりちょっと嫌になってしまう日だってありますよね。だから、子どもたちを見守る私たちみんなに送るエールでもあるんです。
春から音楽講師を勤め、ご自身のお子さんも通園している西島先生が、集めた言葉たちを歌詞に紡ぎあげてくれました。
西島先生より
保育士さんたちのアンケートの中にいくつもあった“成長する子どもたちを見守る” ”私たち自身も成長していきたい” という言葉で、花がひらいていく様子が浮かんだんです。
私も日々、子どもたちと音楽を楽しんだり、保育士さんたちが働く姿を見ながら、ぽかぽか保育園の雰囲気に合うように、明るくあたたかい歌詞にしたいなと思いました。
“大切にしたい”という言葉を書いてくれた方が多かったので、そこから「毎日がたからもの」というタイトルができました。
メロディーは同じフレーズを積み重ねていくことで、保育園での毎日、その日々の積み重ねが「たからもの」なんだということを表現しています。サビの部分は低い音から高い音へ、成長を感じさせる音の流れに、そして伴奏は、ぽかぽか保育園らしい温かいコード進行にしました。
コンテストに応募したきっかけは?
8月に完成した園歌をなにか素敵な形でお披露目できないかなと考えていたとき、この社歌コンテストを知って応募することにしました。コンテストを通じて、全国の子育て中のお母さんやお父さん、保育士さんたちに届いてくれたらうれしいですね。
それから、ぽかぽか保育園の先生たちは、なんでも本気で頑張って、楽しんじゃうんだぞっていうところも見てほしいです!
コンテストに向けて
園歌を披露するだけではなく、パフォーマンスとして見ごたえのあるものを制作したかったので、ゴスペル風にアレンジしてみんなで歌って踊ろうと考えました。
アレンジしてくださったのは、ドラマ、CMなどの作曲、アニメ「プリキュア」の編曲もなさっている山本清香さん。
制作期間も短く、本当にお願いできるかどうかわかりませんでしたが、西島先生の音大の同級生というご縁で、引き受けてくださることになりました!山本さんご自身も2人の女の子を持つ働くお母さん。
西島先生と話し合って、「ぽかぽか保育園で働く女性たちの力強さ」をイメージした素敵な曲にに仕上げてくださいました。
ラップは園長自ら作詞。『働くお母さんの背中を押したい』という気持ちをぎゅっと詰め込んでいます!園長の熱い想いがどうかみなさんに届き、パワーとなりますように! ダンスもすべて園長、副園長をはじめとした保育士たちで作りました。
たった一週間の練習の結果・・・
曲のアレンジ、ダンス、すべてが出来上がったのが10月2週目。およそ1週間後の収録に向けて、動画に撮った歌とダンスを、それぞれが仕事のあとに自宅で練習しました。正直、間に合うかドキドキしましたが、そこはさすが保育士です!必死で覚えたなんてことを微塵も感じさせない堂々としたパフォーマンスを披露してくれました。やはり、人を楽しませるプロですね!ダンスを全員で合わせたのは、収録当日が初めてだったんです。本当に素晴らしいチームワークでした。
収録はオリンパスホールにて
歌は専用スタジオで収録し、ダンスパフォーマンスはなんと、オリンパスホールで行いました!コロナの影響もあってホールが比較的空いていて、運よく直前に予約できたんです。地元、八王子の豪華なホールでの収録は、ぽかぽか保育園にはこれ以上ない舞台でした。 オリンパスホールは客席が3階まであって、バルコニー席もある美しいホールです。 その客席をあえてバックにして、ホールの広さを生かした演出にしました。
収録当日
10月21日収録当日。保育園の子どもたちは社会科見学を兼ねて一緒にホールへ行き、リハーサル時には客席で先生たちがキラキラ輝く姿を見守りました。大きな子どもたちは園歌を一緒に歌ったり、小さな子どもたちも手拍子したり、音楽に乗って体を揺らしたりしてとても楽しそうでした。大好きな先生たちに思わず手を振る子もたくさんいました。
控室には、保育園から布団やテーブルなどたくさんの荷物を持ち込んで、臨時保育室をしつらえました。職員みんなでお昼ご飯を食べさせたあとは、いつも通りお昼寝の時間。
何名かの職員が見守りするなか、保育士と社員合わせて17名そして西島先生ご夫妻で、集中してダンスと演奏の収録をしました。
感動のパフォーマンス!
みんなで頑張って準備してきたパフォーマンスが本番を迎え、本当に楽しく歌って踊ることができました!だからきっと、みなさんにも私たちの思いが伝わる動画になったのではないかと思っています。
トランペットは西島先生と、同じくプロのトランペット奏者である西島先生のご主人にも参加していただき、お二人で力強く澄み切った音を響かせてくださいました。私たちもダンスをしながら、ちょっと泣きそうになるぐらい感動してしまいました!
最初のソロパートは合唱経験のある保育園の調理師が担当してくれました。 そして照明は以前、照明を本職としていた社員と、現在も照明マンであるご主人に担当していただきました。カメラは、以前ぽかぽか保育園の撮影でお世話になった方で、私たちの気持ち、制作意図をしっかり汲み取って撮影してくださいました。 ぽかぽか保育園にゆかりのあるたくさんの方の力を貸していただいたおかげで、こんなステージは初めてだった私たちにも、こんなにステキな映像を作ることができました。
そして、先生たちの華やかな舞台メイク!みんな経験はなかったけれどYoutubeで研究して、職員同士お互いにメイクしあいました。保育士は仕事柄、勤務中はあまりおしゃれができません。ですから今回は思いっきり素敵なメイクを楽しみました。 当日、保育士たちがキラキラ輝いていた姿が本当にうれしかったですね。
西島先生より
忙しい先生方、職員のみなさんに楽譜を渡して練習をお願いすることを心苦しく思った日もありましたが、みなさんの集中力と、全員が同じ方向を向いて完成させるという勢いを強く感じました。二人のトランペットの演奏も、そんなみなさんの信念、力強さを表現する音にしようと思って作りました。
当日のみなさんのパフォーマンスは素晴らしかったです!みなさんのパワーが集まって、まるで自分が作った曲ではないような不思議な感覚と、大きな感動を得ました。
歌だけのスタジオ収録は、実は2回に分けて行われたんです。それは、誰一人欠けることなく、全員の声を合わせたいという園長のこだわりです。全員の思いを余すところなく届けられる楽曲になったと思っています。
参加してみて
保育にはチームワークがとても大事です。それは保育士だけではなく、調理師も事務の職員も、みんなのチームプレーで子どもたちを守り育てていくのです。今回の作品もみんなで力を合わせて作り上げることができたと思っています。
ぽかぽか保育園では日ごろから「できないとは言わない。できるところまでやってみる」ということを、まず大人たちから心がけるようにしています。本格的な歌もダンスも未経験ながら、時間のない中でこんなに頑張ったこと、この動画制作を通して私たち自身もワクワクする経験をいくつもできたこと、そして私たちのチームワークを再確認できたこと、社歌コンテストに応募することを決めて本当に良かったと思っています。
この経験を通して伝えたいこと
私たちは、保育園の子どもたちと保護者のみなさん、私たち自身にも、地域のみなさんにも、ぽかぽか保育園からエールを送りたいと思っています。子育て中にはつらいことや悩みがつきもの、気持ちがちょっとうつむいてしまったとき、この曲を聞いてほしいなと思っています。
それから、たくさんの縁に感謝の気持ちをお伝えしたいです。すべては、西島先生が今年度から加わってくださったご縁から始まりました。そこからつながった編曲の山本清香さんとのご縁。西島先生のご主人のトランペット。照明さん。カメラマンさん。
ぽかぽか保育園の子どもたちと保護者のみなさん、地域のみなさん、ともに働く保育士や職員。みなさんもまた、ぽかぽか保育園のたからものです。
社歌コンテストの審査結果はどうなるかわかりませんが、みんなで力を合わせてこんなに素晴らしい経験ができたこと、思いのこもった映像を全国に届けられたことを私たちはとても嬉しく思います。お力を貸してくださった皆さま、本当にありがとうございました。