6月制作～雨に唄えば～ ぽかぽか保育園多摩平園
制作のねらい
【0歳児】：感覚の刺激や造形遊びと保育者や友だちとのふれあい
【1歳児】：創造力の発揮と運動能力の発達
【2歳児】：表現力の豊かさと四季や天候の感触イメージ体感
6月と言えば雨の季節。
窓の外の雨の色、手に触れた雨の感触、ザアザア。ポツポツと色々な音を奏でる雨の音。
入って見たくなるような水たまり。ぴちぴちって音がするね♬
雨の日には素敵な傘と長靴。
さあ、子どもたちの楽しい感性に触れてみましょう。
子どもたちの歌声が聞こえてくるはずです。
「みんなお空色は何色？」雨の降るある日に問いかけてみました。
じっと見つめる視線の先にはどんな世界が見えたのでしょうか？
「うふふ、、と笑いだす笑いだす子どももいれば。
「あお！。。でも、今日は違う。黒かな？白かな？と見たことを感じ自由にお話ししてくれます。
「素敵な傘をさしているね。みんなの傘はどんなのがいいかな？傘を作ってみない？」
と好きな色の画用紙を選んでもらい好きな道具でお絵描きしました。
楽しそうとわくわくなお二人。。可愛いね
「えーっと、、どうしようかな？迷うな。。」
「ねえ、これはどうかな？」と綿を広げると、綿は子どもたちの魔法にかかって雲に変身しました。
「わー雲だ！触ってみたい！気持ちがいいね！」と小さな指先で頬で感触を味わいました。
「わ～雲みたい。触ってみる！」
「うふふ。。ふわふわ～」
「わあ！！雲がいっぱーい」
「あれ～くっついてくるぅ。先生助けて～」
「今日の雲の色と同じかな？」と質問をしてみると。。
「もっと黒だよ！」ともう1度外を覗き込み教えてくれるお友だち。
その会話が聞こえたお友だちは、にこにこ顔を覗き込み
「黒だったら、夜になっちゃうよ」などと会話がはずみます。
「じゃあ、どんな色だったか、この器につくってみようよ！」と言うことで、保育者は子どもたちの会話から3色の絵の具を用意しました。
「う。。んこれにしようかな？」と真剣な眼差し。
透明なボールの水の中に子どもたちが自ら選んだ色が広がります。
筆で混ぜて視覚を楽しみ。。
「もっと黒だったかな？」
「あれ？こんなに黒くない」・・
などと目の前にある三色の色を眺め、
マーブルになる水面を楽しみました。
じゃあ、この雲に塗ってみようか？雨の日の雲に変身へんしん～くもさん♪
子どもたちの目の前に筆、スポイトも用意しました。
「ぽちゃんって入れてみてもいいよ」
子どもたちの目が、、手が、、持ち前の感性で選びます。
もちろん使い方がわからない子どもには目の前でやって見せると、興味津々、目を輝きがさらに変わりました。
スポイトも繰り返すことで上手に使えるようになりました。
今度は、青い画用紙を用意しました。
「雨ってどんな感じかな？」と青い絵の具と、筆を用意しました。
筆先でポツンポツンと着色がはじまり、今度は覗き込んで筆から落ちる色の感触を楽しんだり、
台風のように描く子ども、、
それそれが自ら「雨だ」と発しながら楽しんでいました。
きちんと心に感じて描く姿にも、この子たちの輝く未来を感じました。
僕にとっては、初めての絵の具。
先生に抱っこしてもらって出来たよ。
小さなうちから色に触れる事で、色遊びの感性も育ちます。
これなんだ？とスズランテープを揺らして見せ、さらさらの音の感触を試しました。
「雨！雨みたい！！」
保育者が目の前でさいて見せると、子どもたちも上手に行い始めました。
ぎゅっと握りさけないお友だちもいますが、いいんです。
やってみる事が大事。
一生懸命にお友だちや先生のしている姿を見て頑張る姿が可愛らしく素敵でした。 
咲いたスズランテープを貼ってみたり。。
頑張って貼って、満足な表情です。
「あめだ。。。サラサラってするの」
子どもたちが一人ひとりの個性を発揮し、自由に表現する場としての制作活動は、私たちに子どもの持つ無限の可能性を感じさせてくれます。対話を通じて子どもたちの興味や好奇心に寄り添いながら、子どもたち自身が学びの主人公となることで、創造性と自己表現の力を培うことができます。雨をテーマにした今回の制作活動では、子どもたちは雨の音や色、感じることを自由に表現し、互いに対話を重ねることで新たな発見をしていきました。
このプロセスを通じて、子どもたちの声に耳を傾け、その小さな手で紡ぎ出される物語を大切にし、子どもたちの成長を共に喜び合う場を作り続けることの重要性を改めて感じました。これからも、多摩平園の子どもたちの持つ可能性に光を当て、雨のように新しいアイデアが降り注ぐ場を提供し続けていきたいと思います。
来月の制作ブログもお楽しみに♡
