すべってのぼって、葉っぱであそんで—公園で広がる1・2歳さんの挑戦と発見
今日は公園あそびの日。滑り台に向かうと、2歳さんが「じゅんばん!」と列を作って、先生が「階段は手すりにつかまってね」と声をかけると「つかまった!」と一段ずつ。てっぺんで先生が「足を伸ばして、せーの!」と合図、1歳さんは少しドキドキしながら「いく!」と小さな一歩。すべり終わると「もういっかい!」の声があちこちから。先生が「次は誰かな?」と問いかけると、「ぼく!」「わたし!」と気持ちの表現が自然と育ちます。滑るたびに「つるつる」「はやい!」など感覚のことばも広がっていきました。

ジャングルジムでは、2歳さんが下段から「のぼれる?」と挑戦。先生が「片足ずつ、手はここ」と具体的に示すと、「できた!」の笑顔。1歳さんは横のバーを握って「ぶらーん」と体を揺らし、先生が「ぎゅっと握ると安心だよ」と手の使い方を一緒に確認。上から降りるときは「どっちの足からいく?」と先生が聞き、子どもたちが「こっち!」と選ぶ体験を重ねます。少し高い場所では「こわい?」と気持ちに寄りそい、「ここまででもいいよ」と個別対応保育でペースを尊重。「もう一段」「今日はここまで」—選べることが挑戦の土台になっていました。

足元には落ち葉がいっぱい。先生が「集めて山にしてみよう」と声をかけると、2歳さんが「こっちにいっぱい!」と場所を決め、1歳さんは両手で「よいしょ」と運搬。山ができると先生が「3、2、1…ぱらぱら!」の合図で、葉っぱの雨に「わあ!」。指の間から落ちる葉を見て「きいろ」「ちゃいろ」と色に気づく子どもたち。先生が「手はどんな音?」と耳を誘うと「カサカサ!」、地面に落ちると「パラパラ!」と音の違いも楽しめました。「葉っぱで道をつくる?」と提案すると、2歳さんが「ここからここ!」と線路のように並べて、1歳さんが「バス!」と想像の世界へ。葉っぱは、数える・集める・こぼす・並べる—遊びの展開が尽きません。

ちょうど公園では小さなお祭りも。段ボールを積み重ねるゲームに出会い、先生が「高くする?広くする?」と聞くと、2歳さんが「たかく!」、1歳さんが「いっぱい!」とそれぞれの作り方。積み上げた後に先生が「倒す準備できた?」と周りを確認して「せーの!」、ドーンと倒れて「うわぁ!」と大歓声。先生が「次は三角に並べてみる?」と形のアイデアを出すと、2歳さんが「さんかく!」と言いながら向きをそろえ、1歳さんは端っこに「ここ!」と配置。普段と違う遊びに出会って、体を使うだけでなく、考える・言葉にする・協力する時間が生まれました。

今日のねらいは、公園の遊具で体のコントロールと順番の意識を育て、落ち葉や段ボールで試行錯誤と想像力を広げること。幼児教育の視点では、階段の昇降で左右の足の使い分け、バーを握る力、すべり台の姿勢など基本動作の獲得を丁寧に見守りました。言葉の面では、「じゅんばん」「もういっかい」「こっち」「たかい」「はやい」など、状況や感覚を表す語彙が自然に増えていくよう声をかけました。小規模保育の良さを活かし、個別対応保育で「やってみたい」「見ていたい」を選べる場づくり。手厚い保育の体制で、滑る順番・着地地点・周囲の人・お祭りスペースの動線など、安全面を先回りして確認しました。

また、葉っぱの集め方では「いっぱいになったらどうする?」と問いかけて、こぼす・崩す・並べ替えるなどの試行を促し、段ボールゲームでは「どこに置いたら倒れない?」と重心の感覚に気づく機会を作りました。こうした遊びは、カリキュラムの「季節素材」「協働あそび」「挑戦と成功のくり返し」に通じる大切な時間です。1・2歳さんの「自分で選ぶ」「自分で気づく」をまん中に、今日も小さな挑戦を積み重ねました。

ぽかぽか保育園は、八王子市保育園・日野市保育園エリアからも通いやすく、一時保育、病児保育、365日保育、手ぶら保育の仕組みを整えています。毎日のブログでは、子どもたちの挑戦や発見をわかりやすくお届け。

保護者の方には活動の見通しや安全の工夫、採用をご検討の方には遊具の安全確認、季節素材の導入、声かけのバリエーションなど、現場で役立つ視点を発信しています。明日も、公園での新しい遊びに出会いながら、子どもたちの「やってみたい」を応援していきます。

