ぽかぽか日記

お砂のごちそうと風のボール—1・2歳さんの公園あそび


今日は公園へ。砂場では、1歳さんがバケツに砂をたっぷり入れて「ごはん!」とにっこり、スコップで食べるまねっこを楽しみます。先生が「シェフさん、今日は何のメニュー?」と聞くと、「カレー!」と力強い返事。「スパイスはこれにしようか?」と小さな葉っぱを添えると、「あつあつ!」と息をふーふー。2歳さんはお皿型の型抜きを使って「ケーキつくる!」、先生が「できたら分けっこしよう」と声をかけると、「はい、どうぞ」と手渡しのやりとりが生まれ、ままごとの世界がどんどん広がりました。


砂の質感でも発見がいっぱい。先生が「サラサラとギュッギュ、どっちが形になるかな?」と水を少し足して見せると、2歳さんが「ギュッ!」と答えて、型抜きがきれいにできるのを見て「わあ!」。1歳さんには「トントン」「ぎゅー」と動きの言葉で伝えて、バケツケーキが完成。「おおきい?ちいさい?」と聞くと「おおきい!」と胸を張り、先生が「じゃあ3こつくろうか」と数の見通しを添えると、「いち、に、さん!」と一緒に数える姿がかわいい。スプーンを使う子には「すくう」「入れる」「ならす」を順番で繰り返し、成功体験を重ねました。



滑り台では、先生が「のぼる前は順番まつよ」「手すりギュッでいこうね」と約束を共有。2歳さんが「じゅんばん!」と合図役になり、1歳さんが階段を一段ずつ上がるのを見守ります。てっぺんで「いいかい?」と先生が声をかけ、「いいよ!」でシューッ。着地で「足トントン」で安定させ、「もういっかい!」のリクエストににっこり。途中で「ぴたっ!」の合図も入れて、止まる・待つの切り替えをゲームみたいに楽しみました。


ボールあそびは風が味方。先生が「風がふいたらどう動くかな?」と芝に置いてみると、2歳さんが「ころころ!」、1歳さんが「まてまて!」と追いかけっこに。蹴る前に「片足とん!」の合図で軸足を作ると、コロンと転がって「入った!」と花壇前のゴールに歓声。先生が「強いキックとやさしいキック、どっち?」と選ばせると、「やさしい!」でコロコロパス、「強い!」でびゅんと加減を試します。手で投げる子には「ぽいっ」、受ける子には「おててパー」、動きと言葉を一致させて、やりとりのリズムを育てました。



今日のねらいは、砂・斜面・ボールの環境で、模倣とごっこ、全身運動、順番・待つのルールを自然に体験すること。幼児教育の視点では、素材の変化(サラサラ→ギュッ)と結果の因果、数や大小のことば、合図での行動切り替えを大切にしました。乳児保育では、1歳さんの階段サポートやしゃがみ姿勢の安定、こまめな水分と日陰休憩を確保。小規模保育の良さを活かして、個別対応保育で「つくる」「わける」「滑る」「蹴る」の参加度合いを子どもたち自身が選べるようにしています。手厚い保育で、滑り台の動線整理、ボールのプレイエリア分け、砂場の道具数の見通しを整え、安全と挑戦のバランスをとりました。


カリキュラムとしては、身体づくりと言葉のやりとりを統合。砂場でのごっこ料理は、社会的ルール(分ける・どうぞ)や順序性(入れる→押す→出す)を育て、滑り台とボールはリズム・バランス・予測する力に働きかけます。活動の最後に「どんなごちそうつくった?」「ボールはどこまでいった?」と振り返り、今日の発見を言葉で確かめました。採用をご検討の方へは、合図語の統一(ぴたっ/いいよ/よーい)、道具配置図、年齢別の声かけ例をチームで共有し、誰が保育に入っても質が揃う仕組みを大切にしています。


ぽかぽか保育園は、八王子市保育園・日野市保育園エリアから通いやすく、一時保育、病児保育、365日保育、手ぶら保育の仕組みを整えています。毎日のブログでは、小さなできた!と挑戦をていねいに発信。明日も、公園や保育室で、子どもたち一人ひとりの興味に寄り添いながら、季節や環境を活かした学びと遊びをつないでいきます。

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